このページを読むと
正しい解説の読み方が分かるよ!
今後の人生でずっと使える考え方だから何度も繰り返し読もう!
こんにちは!
今回は過去問解説の正しい理解の仕方を解説します。
前回、過去問の問題文を全て解説できるようになることを目標にしようとお伝えしました。
しかし、読み込みだすと正直きりがありません。
解説理解のために何をすべきかが分からないという人も多いのではないでしょうか?
では、どう考えていけば良いか。こちらについて早速解説していきましょう。
これをマスターすれば周りと大きく差がつくでしょう。
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キーワードを拾う
解説中のキーワードを拾いましょう。
このキーワードを見つけることが勉強の第1歩といっても過言ではありません。
解説を読んでいると、その解説の核になる単語、キーワードが見えてくると思います。
そのキーワードが文章中でどのような意味で使われているか理解することを最優先にしましょう。
例題
Q.薬理作用が異なる薬はどれか。
① ラニチジン
② ファモチジン
③ ロスバスタチン
A.③ ロスバスタチン
解説
① H2受容体遮断薬である
② H2受容体遮断薬である
③ HMG-CoA還元酵素阻害薬である。
解説③に関するキーワードは当然HMG-CoA還元酵素阻害薬ですよね。
大枠でとらえる
キーワードがどんなものか理解ができたら第1ステップは完了です。
第2ステップではキーワードだけでなく、より大きなくくりで見れるようにしましょう。
まずは先ほど見つけたキーワードを大きなくくりでとらえます。
どんなものに分類されているものなのかを理解するのです。ようは全体のテーマですね。
その際に、問題文や解答、キーワードと関連したものの存在に気付くはずです。
それらの関係性や違いに目を向けます。
脂質異常症治療薬
HMG-CoA還元酵素阻害薬₍スタチン系薬₎
フィブラート系薬
陰イオン交換樹脂 etc
ストロングスタチン
ピタバスタチン
ロスバスタチン
アトルバスタチン
スタンダートスタチン
フルバスタチン
シンバスタチン
プラバスタチン
違いや関連性を意識することは勉強の基本だよ。
薬学に限らず今後の人生でずっと使える考え方だから覚えておこう。
このように、分類や違いに目を向けるといろいろな学びがあります。
青本はこのタイミングで使うのがベストです。
全体の流れをイメージする
大枠でとらえることができたなら大きな進歩です。
第3ステップでは、その全体像をイメージできるようにしましょう。
全体の上流から下流への流れ、すなわちテーマからキーワードがどのように絡んでいるのか。
教科書通りの言葉ではなく、全体像を頭の中でイメージするのです。
これだけだとよく分からないと思うので、例を挙げてみます。
HMG-CoA還元酵素
↓ ← スタチン系薬
アセチルCoA → メバロン酸 →→→ コレステロール
スタチンを服用することで、どうやってコレステロールを抑えるかこれで理解できると思います。
この思考の肝はこれだけではありません。
コレステロールが合成されるまでの流れで『生物』の範囲や
構造式を意識すれば『化学』の範囲も抑えることができるのです。
皆さんもこの勉強方法は最強だと思いませんか?
個人的にはほとんどの科目は関連すると思ってる。
視野を広げることで効率よく複数の科目の勉強ができるんだ。
これができるようになると頭への定着率がグンと上がります。
さらに応用が利くようになって、類似問題にも対応できるようになります。
頭の中のイメージから、人へ説明することができるようになっているはずです。
ここまで来たら、この知識はもうあなたのものです。
まとめ
今回は解説の正しい読み方について解説しました。
キーワードを拾う
大枠でとらえる
全体の流れをイメージする
意識すれば誰にでもできることです。
本当にこれだけで大きく周りと差をつけることができます。
成績を大きく飛躍させてください!
では、今回はここまでです。皆さんお疲れさまでした。
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