【新人薬剤師の勉強】コレステロールと塞栓症の関係

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新人薬剤師
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コレステロールと塞栓症の関係について勉強できます!

 

皆さんこんにちは!

今回はコレステロールと塞栓症の関係について勉強していきます。

 

皆さんは高脂血症に罹患していなくてもスタチン系薬を服薬するケースを知っていますか。

心筋梗塞や脳梗塞など塞栓症を予防したい時です。

抗血小板薬や抗血栓薬とスタチンが併用されていることはよくあります。

したがって今日勉強することを知っていれば、医療現場で大いに役立つと思います。

ぜひ最後まで読んでいってください。

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塞栓症

心筋梗塞や脳梗塞といった塞栓症の多くは動脈硬化(プラーク)に起因します。

肥大化しすぎて破れたプラークに集積した血小板や血栓により血管が詰まるのです。

 

心筋梗塞の多くは冠動脈で生じた血栓により生じます。

脳梗塞は心臓で生じた血栓の脳内移行もしくは、脳血管で生じた血栓によります。

プラーク

プラークとはコレステロールなどの粥状であり、血栓の原因となる血管内に生じた塊のことです。

上述した通り塞栓症の原因はプラークですが、プラークは弱化した血管内皮細胞から生じます。

 

弱化した内皮細胞へLDLコレステロールが侵入し、そこでコレステロールは酸化されます。

そうして生じた酸化コレステロールが細胞を侵襲するため、対抗してマクロファージが集積します。

マクロファージは酸化コレステロールを貪食したのち泡沫細胞へ変性ます。

泡沫細胞が血管内皮細胞へ集積することによって形成された血管内の塊がプラークなのです。

血栓形成

酸化コレステロールにより生じたプラークは非常に柔らかく破れやすい不安定なものです。

プラークは時間と共に肥大化し血流を悪化させますが、その状態を粥状動脈硬化と呼びます。

そして先述した通り、プラークはとても破れやすいものです。

プラークが破れるとそれを修復するために血小板が集積し、最終的には血栓が生じます。

こうして形成された血栓により塞栓症が発症します。

抗コレステロール薬

動脈硬化による塞栓症を予防するために、抗コレステロール薬が使用されます。

塞栓症の既往がある患者さんだと、予防目的で処方薬にスタチン系薬が入っていることがあります。

まとめ

今回はコレステロールと塞栓症の関係について勉強しました。

高脂血症に罹患していなくとも抗コレステロール薬を服用することがあります。

それは塞栓症を既往に持ち、再発を予防したい時です。

抗血小板薬や抗血栓薬と共にスタチンが処方されているケースがあります。

医師の処方意図を読み間違えないようにしましょう。

 

また病態を学ぶのにお勧めの書籍があるので紹介します。

新人薬剤師は目を通しておいた方が良いでしょう。

 

では、今回はここまでです。皆さんお疲れさまでした。

 

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