今回は若手薬剤師が仕事を辞めたくなる人間関係と
人間関係の対処法について記載します。
こんにちは!
今回は薬剤師を辞めたくなった時に読んでいただくことをテーマに書いています。
若手薬剤師に向けた内容になっています。
またベテラン薬剤師が見ても得るものがあるのではないかと思います。
若手薬剤師の皆さんは職場の人間関係に悩んではいませんか?
職場の人間関係が原因で仕事を辞めたくなることって結構あると思います。
僕自身も数えきれないくらい人間関係に悩み傷ついてきました。
今回はそんなときの対処法についてお伝えしようと思います。
ぜひ最後まで読んでいってください。
毎日死ぬほど怒られる
薬剤師は生死や健康に大きくかかわる職業です。
そのため、その大きすぎる責任感から必要以上に後輩を叱責する薬剤師は少なくありません。
薬剤師になる人間の多くは、悪く言えば温室育ちです。
子供のころから裕福な家庭で甘やかされ、また学業で高い成績を収めてきた人が多いです。
そのため多くの人が挫折を知らずプライドが高くなり、自身の考えを曲げられなくなっています。
そのせいで若手はメンタルが弱く、ベテランは必要以上に厳しくなっているのです。
私もプライドが高い先輩から必要以上にきつく当たられている時期がありました。
気に入らないことがあると全部後輩のせいにしてキレ散らかしていました。
こうなると後輩たちにとって待ち受けるのは地獄です。
怒られないために仕事をするようになり、仕事がストレス以外の何物でもなくなります。
そうなると自分の判断で物事を考えなくなり、成長が著しく阻害されてしまうでしょう。
そんな時、若手は薬剤師を辞めたくなります。
先輩同士の考え方が違う
先輩たちは基本的に一枚岩ではありません。
したがって先輩たちはそれぞれに考え方があり、後輩はそれの板挟みになってしまうです。
考え方が違うこと自体は当然悪い事ではありません。
むしろ考え方が違う人間が多くいた方が、様々な可能性が広がる職場と言えます。
しかし、後輩の立場からするとそうも言ってはいられませんよね。
別の先輩から指導されたことで別の先輩から叱責されるなんてことがあります。
後輩からしたらたまったものじゃない。
指示に従っているだけなのに怒られるし、それを先輩のせいにする訳にはいかないから黙るしかない。
そんな時、若手は薬剤師を辞めたくなります。
職場のトップとナンバー2の考えが違う時は緊張しますね。
板挟みになってどちらのいう事を聞くべきか悩みました。
嫌な先輩の対処方法
嫌な先輩の対処方法はいくつかあります。
自分にもこれなら出来るというものを見つけて実践してみてください。
嫌な先輩を除いて1番影響力がある人に気に入られる
嫌な先輩以外の多くの味方を作る
上から目線で同情する
純粋な感情に訴える
嫌な先輩を除いて1番影響力がある人に気に入られる
その店舗で1番影響力がある人に気に入られましょう。
嫌な先輩も社会人です。我々同様、長いものに巻かれる人間の1人である可能性は大いにあります。
したがってその場の1番の権力者に気に入られれば、嫌な思いをすることも減ると考えられます。
仮に嫌な先輩が最大権力者だったとしても、2番手にはある程度気を使っているはずです。
その場合は2番手に気に入られましょう。
きっとあなたを守ってくれることでしょう。
嫌な先輩以外の多くの味方を作る
周囲の優しい先輩たちと仲良くしましょう。
周りの人たちと群れを成して自分たちを守るのです。
嫌な先輩であったとしても空気を読む人間です。
もし自分だけ違った空気なら、察して態度が改善する可能性があります。
思いやりで満ちた空気感を演出して温かい店舗を作りましょう。
上から目線で同情する
嫌な先輩がかわいそうな人間だという事に気付いて同情してあげましょう。
嫌なことをする人間ってかわいそうな人なんです。
何故なら、自分が嫌な人間だという事を教えてくれる人がいなかったからです。
子供の頃に親や友達から自分の欠点を真剣に伝えられてこなかった人が嫌な人間になります。
同情してあげようじゃないですか。
僕たちも中学生くらいの頃は同じような嫌な奴だったと思います。
彼ら彼女らはまだ中学生で止まっているんです。温かく成長を見守ってあげましょう。
僕はこう思えた日に嫌な先輩の呪縛から解放されました。
純粋な感情に訴える
嫌な先輩が辛うじて心に残している純粋な感情に訴えてみましょう。
純粋な心に訴えかけるには、こちらも心をぶつけるしかありません。
とはいえ、感情をむき出しにして戦うのとは違います。
純粋な心を動かすのはやはり純粋な心です。
自分はこんなにも傷ついている。悲しくてたまらない。
こんな気持ちを、誰も傷つけることなく表現するのです。
涙ながらに訴えてみるのもいいかもしれないですね。
純粋な心に打たれて何かが改善するかもしれません。
自分も嫌な先輩になる可能性がある
明日は我が身ということわざがあります。
自分は嫌な先輩や上司にはなるまいと思っていても、残念ながらそうなってしまう人はいます。
いつでも自身を振り返って客観視する癖を今の内から身に着けておきましょう。
その中で周囲の人間関係改善の糸口が見つかることもあります。
私自身が嫌な先輩になってしまわないようにいつも気を付けています。
周囲の反応や自分の言動を必ず思い返すようにしています。
どうしても耐えられないなら転職を考えよう
自分が何をどれだけ頑張ろうが変わらないものはあります。
人間関係は1人で成り立つものではないからです。
どうしようもなくつらくなった時は、無理に頑張ろうとせず転職してしまいましょう。
しかし現代日本では、転職をして逃げることが悪だとされている風潮があります。
最初の職場で最低3年は働かなければいけない
今の職場でダメならどこに行ってもダメに決まっている
辛いことから逃げずに乗り越えた先にこそ成長がある
このような考え方を僕は真っ向から否定します。
たしかにちょっとやそっとの苦労から逃げ出しているようでは話になりません。
しかし、本当に辛いことからは逃げてもいいのです。
人は、職場で受けた人間関係のストレスから回復するのに数年かかると言われています。
職場でのストレスが強いほど心血管疾患リスクが高くなるとも言われています。
心と身体を壊してしまう前にさっさと逃げてしまいましょう。
あなたの命を懸けるほどの価値が今の会社にはありますか?よく考えて決断してください。
薬剤師になったあなたは他の職種よりも圧倒的に転職がしやすい立場にいます。
せっかくのメリットを有効に活用しましょう。
あなたに合う会社は外の世界にたくさんあるはずです。
まとめ
新人薬剤師が人間関係を理由に仕事を辞めたくなる時とその対処方法についてお伝えしました。
毎日死ぬほど怒られる
先輩同士の考え方が違う
このような職場にいると必ず精神が摩耗していきます。
そのせいでせっかく頑張って入社した職場を辞めたくなってしまいます。
そしてそんなときの対処法もお伝えしました。
嫌な先輩を除いて1番影響力がある人に気に入られる
嫌な先輩以外の多くの味方を作る
上から目線で同情する
純粋な感情に訴える
これらの中から自分にもできそうというものがあれば試してみてください。
それでもどうしようもなければ辞めてしまいましょう。
ブラック職場にい続ける理由はありません。こちらから切ってやりましょう。
おすすめ書籍
最後に人間関係を乗り越えるために役立つ書籍を紹介しますのでぜひ手に取ってみてください。
嫌われる勇気
この書籍は、アドラー心理学を生年と哲人の会話形式で解説した1冊です。
全ての悩みは対人関係だと言い切り、また人はこの瞬間から幸せになれると説いています。
僕はこの書籍のおかげで人間関係に対する考え方がかなり変わりました。
伝え方が9割
コミュニケーションをとるうえで、必要になってくるのが伝える技術です。
元々は文庫本だったのですが、その人気から漫画版が出版されました
著者はコピーライターなのですが、仕事で用いている技術を惜しみなく公開してくれています。
超一流の雑談力
コミュ力を学ぶために、皆さんが期待しているものはこの本に集約されていると思います。
仕事でもプライベートでも雑談は必ずしますよね。ぜひ読んでみてください。
では、今回はここまでです。皆さんお疲れさまでした。
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