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暗記や理解することだけに頼ってはいけない理由が分かるよ!
こんにちは!
今回は勉強する際の理解と暗記の考え方について解説します。
皆さんは受験勉強を進める際に、暗記型や理解型どちらかに絞っていますか?
自分は理解が出来ないから全部暗記しよう!
自分は理解しないと覚えられないから全部理解しよう!
こんな風に考えていませんか?
結論から言うと、この考えはどちらも良くありません。
その理由と正解の手法について解説していくので、ぜひ最後まで読んでいってください。
誤った考え方のままだと勉強効率が格段に落ちてしまいます。
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暗記に頼ってはいけない
暗記することに頼ってはいけません。
この理由は皆さん想像がつくと思いますが、非常に非効率的だからです。
暗記型が非効率的なことは説明せずとも分かると思います。
皆さんは青本を見たことはありますよね。
あの分厚い参考書に記載されている全てを丸暗記できますか?
しかも9冊もあるんですよ。少なくとも僕には無理です。
9冊全てに目を通すだけでも数日かかると思います。
しかも人は忘れる生き物なのです。1回読んでハイ終わり。というわけにはいかないでしょう。
暗記型で合格するのが絶対に無理だとは言いません。
実際に僕の友人は完全に暗記型で、国家試験にストレートで合格しています。
こう言うと失礼かもしれませんが、本当に何も理解していませんでした。
それでも本気で1年間勉強すれば合格する人もいます。
ただし、本当に一生懸命努力することが出来る人でした。
というわけで、暗記に頼ってはいけません。
その友人は人よりも長い時間変えて勉強していたけど
周りよりも学力が伸び悩んでいてとても辛そうだったんだ。
理解に頼ってはいけない
理解することに頼ってはいけません。
意外に思われるかもしれませんが、こちらも非効率的なのです。
暗記型と同じで、理解型も非常に時間をかけて勉強しなければいけないのです。
以下でその理由を説明します。
薬の分野は非常に奥が深くて、理解するのがとても難しいのです。
国家試験に出題されるレベルはその一端にすぎません。
理解しようと勉強しようとしても、正直際限がありません。
薬の中にも、薬理作用の根拠が全てはっきりしていなくても使っているものがあります。
臨床試験の結果が出ているから、という理由で使っています。
何が言いたいかというと、頭の良い研究者の方々でも理解できていない領域があるという事です。
それでも、我々は医療現場でそんな薬も取り扱っていきます。
つまり難易度はともかく、国家試験にその領域が出題される可能性があるのです。
理解型で合格するのが絶対に無理だとは言いません。
実際に僕の友人は完全に理解型で、国家試験にストレートで合格しています。
ストレートで合格していましたが本当に大変そうでした。
無意識で際限なく理解しようとしていたので、非常に非効率的になっていました。
運良くその友人は、天才ではありませんでしたが秀才でした。
多くの理解を武器に国試を乗り越えました。
その友人は能力があることにプライドを持っていたから
学力が伸びないことに本当に悩んでいたよ。
皆さんは、ここまでが国家試験に出題されるレベルだろうと判断することが出来ますか?
皆さんは、天才や秀才であると自分を評価できますか?
そしてその判断に基づいて勉強することが出来ますか?
もしそれができないのなら、理解に頼ってはいけません。
暗記と理解の両立が正解
勘のいい皆さんなら結論はもうお分かりでしょう。暗記と理解を両立することが正解です。
暗記すべきところと理解すべきところを明確に区別しましょう。
暗記型と理解型のデメリットばかり説明してきましたが、当然メリットもあります。
暗記型
ポイントを絞って暗記すれば、非常に効率よく勉強を進めることが出来ます。
上述した通り、薬の世界には天才たちでも理解が及ばない領域があります。
学生レベルに落としてあるとはいえ、すべて理解することはほぼ不可能と言えるでしょう。
そんなレベルが及ばない領域を抑えるためには、暗記してしまうのが手っ取り早いです。
理解型
一度理解してしまえば、その分野に関しては様々な応用が利くようになります。
初めて出会った問題でも、理解しているキーワードから推測することが出来ます。
全て暗記していては計り知れない時間がかかってしまいますが
重要なポイントを理解することが出来れば、幅広く試験範囲を網羅することが出来るのです。
僕は理解も暗記も特別得意ではなかったけど
両者を両立させることで効率よく勉強できたよ!
暗記と理解を両立する方法
ではこれから、皆さんに暗記と理解を両立させる方法をお伝えします。
皆さんの中には、両立させるなんて無理だ、と考えている人もいるのではないでしょうか?
頭が悪くて理解することが出来ないから暗記するしかないんだ!
すぐに忘れてしまうから全部理解するしかないんだ!
こう考えている人は少なからずいると思います。
実際に僕が昔は暗記型でした。
CBTの時に上記のようなことを考えて、全て暗記しようとして苦労した事を覚えています。
理解型の友人も、国試前には上記のようなことを言っていました。
僕や友人と同じようなことを考えている皆さんに、暗記と理解を両立させる方法をお伝えします。
①国家試験の過去問を解く
②全力で理解するように解説を読み込む
③解説中のキーワードで分からなかった事を青本で調べる
④解説の意味が分かるようになる程度まで理解する
⑤解説も理解できなければ諦めて暗記する
上記の内容は、以下の記事でも詳しく解説しているので参考にしてみてください。
問題演習に使うのはもちろん過去問です。
過去問が国試の勉強に必須だという事はいつもお伝えしている通りです。
まずは過去問解説を完璧に理解することを目標としましょう。
理解できないと思っている人は、理解しようとしたことがないだけか、少ないだけです。
僕も訓練はしましたが、だんだんと理解するポイントが抑えられるようになっていきます。
青本を開くのは、解説で理解できなかった時です。
ポイントを絞って読むことで、無駄な時間を削減しましょう。
可能であれば、解説に書いてあることを人に教えられるレベルに持っていけるとベストですね。
そして勉強を進めていくと、時間をかけても理解できないような問題に出くわすことがあります。
そんな時は潔く諦めて次に進みましょう。
もっと知識を付けた後に学べば理解できるようになっているかもしれません。
そもそも廃問になるような難しすぎる問題の可能性もあります。
少しだけ厳しいことを言います
僕は、効率の良い勉強とは暗記と理解のバランスを取ることだ、と考えています。
良いよな!あいつらは頭がいいから!
誰よりも一生懸命勉強しているのに全然結果がついてこない!
こんな事を言いながら、暗記だけ一生懸命やっている、理解だけ一生懸命やっている
こんな人がごろごろいます。皆さんが違ったら申し訳ありません。
しかし、もし少しでもこう考えている人がいたら考えを改めてください。
勉強とは、暗記と理解のバランスを取りながら進めていくものなのです。
何が言いたいかというと、暗記か理解かの片方しか出来てていないのなら
あなたの努力はまだ全体の50%だという事です。
非常に厳しい物言いになってしまっていましたが、これだけは今回覚えておいてください。
自分が出来ないと思っているだけで、あなたのポテンシャルはもっと高いはずです。
騙されたと思って、一度でも良いので両立させてみてください。
あなたの成功を心から願っています。
まとめ
今回のまとめです。
勉強する際の理解と暗記の考え方について解説しました。
理解型にも暗記型にも、それぞれメリットとデメリットがあります。
それならいっそ両立させてしまおう、というのが今回の結論です。
暗記も理解も両方全力で取り組んで、皆さんが国試に合格することを願っています。
では、今回はここまでです。皆さんお疲れさまでした。
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