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先輩に質問するときの考え方のヒントが掴めます。
こんにちは!
皆さんは、忙しい時に先輩や上司に質問し辛いと感じたことはありませんか?
僕が入社したばかりの頃は日々その問題に頭を悩ませていました。
先輩に質問したら迷惑をかけてしまうのではないかと毎日顔色を窺っていました。
今回は、極力先輩に迷惑をかけないように質問する考え方に関して勉強していきます。
仕事を中断してしまうよりは質問したほうが良い
この先どうすれば良いか分からなくなって、仕事を中断してしまうくらいなら、質問しましょう。
なかには、質問ばかりしていては迷惑だろうと考える人がいます。
もしくはコミュニケーションをとるのが苦手で、助けてもらうのを待っている人がいます。
先輩に声をかけられないからと仕事を中断させてしまうのです。
僕の同期にもこのようなタイプの新人がいました。
散剤のやり方が分からないと秤量機のの前で立ち尽くす。
一包化のやり方が分からないと分包機の前で立ち尽くす。
パソコンの使い方が分からないとパソコンの前で立ち尽くす。
このような新人です。もしもあなたがこのタイプだとしたら改善すべきです。
考えてみましょう。新人の手が止まっている方が、よっぽど店舗にとって迷惑だと思いませんか。
良きタイミングが必ずあるので、その瞬間を狙って必ず質問するようにしましょう。
仕事の切れ目を狙って質問しよう
先輩の仕事の合間に質問をするようにしましょう。
何かに集中しているときに質問をされることを嫌う人は多いです。
したがって、その人の仕事の合間に質問をするよう様子を伺っておくことが良いでしょう。
先輩が集中して仕事をしているときに質問したら怒られました。
でも、仕事の合間だと真剣に話を聞いてくれましたよ。
例えば、投薬後だと一息ついているので質問しやすいですね。
仕事が一区切りがついているのでそこまで嫌がられないでしょう。
ただし質問する際は、今お時間よろしいでしょうか。と一言添えてくださいね。
一見先輩の仕事が一区切りついているように見えても
この後すぐに疑義照会しなければいけなかったり、他の仕事が残っていたりすることがあります。
そんなタイミングでの質問は嫌がられてしまう可能性があります。
処方箋監査中の質問は避けたほうが良い
恐らく薬剤師にとって、処方箋監査をしている時が1番集中している時間でしょう。
どうしてもという時を除いて、監査中の質問は避けるようにしましょう。
私が入社して最初に怒られた内容は
処方箋監査中の先輩に質問してしまったことでした。
監査中の先輩にむやみに質問しに行くことは避けましょう。
処方箋監査とは、医療機関が発行した処方箋に誤りがないかをチェックする作業です。
薬の用法容量や、保険や公費が正しく使用されているかなど、重要な確認事項が多数あります。
そんな大事な仕事をするときは当然皆さん集中しています。
患者さんの健康のために欠かせないという意味でも重要ですが
処方箋の不備に気が付かず監査漏れしてしまった場合は、基本的に監査者の責任になります。
自分を守るためにも集中して監査に臨まなけらばならないのです。
以上のことが頭に入っていれば、むやみに監査中の先輩に質問することが減るでしょう。
まずは自分で考える癖をつけよう
これは、今回の記事の趣旨から少し外れるかもしれませんが非常に重要なことです。
何かわからないことがあっても、まずは自分の頭で考える癖をつけましょう。
自分の頭で考えるという事は、社会人にとって非常に重要な技術です。
これが出来ないうちはいつまでたっても一人前にはなれないでしょう。
入社したての右も左も分からないうちは気が付かないかもしれませんが
先輩たちは皆さん、自分で考えながら仕事をしています。
そして基本的には全て自分で責任を取っているのです。
新人のうちは知識や経験が圧倒的に足りていないため、判断が出来ないので仕方ないです。
しかし、ある程度経験を積んでもひたすらに質問ばかりしているようではいけません。
先輩たちの手を止めてしまうので、単純に仕事の効率が悪くなります。
先輩たちからも、全然仕事ができないと評価されてしまうでしょう。
また、質問ばかりしているといつまでたってもあなた自身が成長できないままです。
今はまだ新人です。たくさんの知識と経験を積んでいる最中ですから許容されます。
しかし、1年たてばまた新人が入ってきます。その時あなたは先輩になるのです。
あなたがした質問を、恐らく先輩は全て答えてくれているでしょう。
あなたも1年後にそんな先輩にならなければいけません。
まずは質問しないで自分で考える癖をつけることで成長速度を上げてみませんか?
きっと1年後に頼られる先輩になれていることでしょう。
とはいえ、考えても分からないときは分かりません。
自分で考えても分からないときは先輩に質問してしまいましょう。
自分が悪いとは限らない
ここからは少し話が逸れるのですが
仮にあなたが、職場で質問することが原因で嫌われていたとしましょう。
あなたに問題があれば、それを改善すれば済む話です。
しかし、そうではない場合もあります。
あなたが一切悪くなくても責められることもあります。
何をどう直そうとお構いなしに攻撃してくる人間は一定数存在します。
先輩や上司から必要以上に理不尽に責められると心は深刻なダメージを負います。
良い上司に恵まれた人の群とそうでない群を比較した時に
そうでない群が、50%ほど早死にするリスクがあるという研究結果があるくらいです。
私は約1年前に職場で非常に理不尽な経験をしました。
その時の傷は今もまだ消えていません。
職場が悪い場合も確実にありますが、本人だとなかなか気づけないものです。
何かおかしいと思たら第三者に相談してみましょう。
辛い職場で心にダメージを負うくらいなら
1年未満の職場でも転職してしまって良いと考えています。
転職しやすいのが薬剤師になった大きなメリットの1つですからね!
こちらの本も合わせて読んでみてください。
あなたにとっての適職がきっと分かります!
まとめ
今回は、忙しい時に先輩や上司に質問し辛い時の考え方について勉強しました。
仕事を中断してしまうよりは質問したほうが良い
仕事の切れ目を狙って質問しよう
処方箋監査中の質問は避けたほうが良い
まずは自分で考える癖をつけよう
自分が悪いとは限らない
これら5つの考え方は、基本的にはどの職場、どの職種でも共通する考えかたです。
新人は最初は先輩に教えてもらわないと何もできません。
教えてもらうためには質問しなければいけません。
しかし、教えてもらう立場である以上常に気をつかっていなければいけません。
先輩の都合が良いか、自分で考えられるところまで考えたか、これらは意識しておきましょう。
1年間で成長して、1年後に入社してくる後輩にとって、良き先輩になれるよう頑張りましょう。
では、今回はここまでです。皆さんお疲れさまでした。
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