【薬剤師国家試験対策】勉強する教科のバランスが合否を左右する

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先輩薬剤師
先輩薬剤師

このページを読めば

勉強するバランスがいかに大事か理解できるよ!

 

こんにちは!

今回は勉強する教科のバランスについて解説していきます。

皆さんは勉強を進めていく中で、教科ごとのバランスに目を向けたことはありますか?

効率よく勉強を進めていくためには、このバランスが非常に重要になるのです。

解説していくのでしっかり最後まで読んでいってください。合否を左右しかねない内容です。

 

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勉強したことをすぐ忘れる

人は勉強したことをすぐに忘れてしまします。

本当にあの時間は何ったんだと言いたくなるくらいにすぐに忘れます。

数%の天才ならば一度勉強したことをずっと記憶しておけますが

皆さんが僕と同じく凡人だとしたら、一度の勉強ではすぐに忘れてしまいます。

 

おそらく皆さんにも経験があるのではないでしょうか。

物理を理解したから次は化学の勉強、と思ったら物理の内容をいつの間にか忘れていた経験が。

これが物理や化学でなく他の教科でも構いません。同じことですので。

 

先輩薬剤師
先輩薬剤師

僕はCBTの勉強をしているときにこの現象に陥ったよ。

どれだけ勉強しても意味がない気がして精神的に参ったね。

 

我々はすぐに忘れてしまう生き物なのです。

それをどうにか対策するためにバランスが必要なのです。

バランスよく勉強することが出来れば、すぐに忘れてしまうという事が少なくなります。

 

では、どうすれば短期的な記憶にならずに、しっかり定着させることが出来るか説明しましょう。

関連付けすることで長期的に記憶に残る

長期にわたって関連付けをして勉強しましょう。

 

これだけではピンとこないですかね。

これから説明していきますが、長期的な勉強と関連付けが記憶のメカニズムに関わっています。

 

長期にわたって、の部分は説明せずとも納得していただけるでしょうか。

短期記憶を長期記憶に変えるには長い時間をかけて勉強することが必要です。

これは皆さん経験値的に知っていることだと思います。

一夜漬けの勉強よりも、数日前から勉強していた方が試験で結果が出ますよね。

 

そして今回の記事のポイントになる話ですが、関連付けです。

関連付けとは、他教科との関連です。

関連付けができれば、より多くのことを効率よく勉強することが出来るようになります。

別経路の記憶から、必要な記憶を引っ張り出してくることが出来るようになるのです。

 

例えば、アロプリノールという医薬品について勉強したとしましょう。

 

アロプリノール:尿酸合成阻害薬

薬理作用:キサンチンオキシダーゼを阻害することで尿酸の生合成を抑制する。『薬理』

キサンチン:プリン塩基の一種、酸化することで尿酸になる『生物』

オキシダーゼ:酸化酵素『生物』

 

簡単にまとめただけで生物と薬理が勉強出来ました。

構造式の観点からも勉強できれば化学も抑えられますね。

より深く学べば、1つの問いから様々なことを効率よく勉強することが出来ます。

 

薬剤師国家試験に出題される9つの教科は、ほとんどがそれぞれ関連性を持っている

というのが、僕が1年間勉強する中で出した結論です。

物理の理解が薬剤に役立ったことがあります。

生物の理解が薬理に役立ったことがあります。

これはあくまで一例ですが、このようなことがいくらでもあります。

 

この内容は別の教科では違う角度から解説していたな。

といった感じで色々考えながら勉強を進めましょう。

1教科だけをひたすら勉強していては気づけないポイントに気が付くことがたくさんあります。

 

関連性を持たせることのメリットは、記憶の定着率だけではありません。

予測する力が付くという事があります。

 

あるキーワードについて、物理ではこう考えていたから薬剤ではこう考えるのかもしれない。

といった具合で、知識に無い事でも予測して答える力が身につきます。

初見の問題が出る国試の対策としては最強ではないでしょうか。

 

では、バランスを取るためにはどうすれば良いかを説明していきます。

1日3教科以上勉強しよう

1日に最低でも3教科は勉強するようにしましょう。

 

① 教科A:1~3日目 教科B:4~6日目 教科C:7~9日目

② 教科ABC:1~9日目

 

上記の2つの例だとどちらがより効率的に勉強が出来る思いますか?

ここでの答えはもちろん②になります。

 

短期的に1つの教科を抑えるのではなく、長期間で複数教科を抑えるのです。

ゆっくり落ち着いて勉強できますし、各教科の関連性が見つけやすくなります。

単純に長期記憶として頭に定着させやすいというメリットもあります。

 

仮に1日3教科ずつ勉強するとするのなら、下記のセットを参考にしてみてください。

  

物理 化学 生物

衛生 薬理 薬剤

病態 法規 実務

 

特に物理、化学、生物の3教科を最初に抑えておくと後々かなり楽になります。

この3教科は基礎科目と言われています。

それだけに難しい範囲ではありますが、その後のほとんどすべてに関わってきます。

 

僕が普段から過去問を解くことをお勧めしている理由の1つが、バランスです。

過去問は、薬剤師国家試験の勉強においては世界で1番バランスが取れています。

当然ですよね。この通りに出題されているのだからバランスが1番取れているはずです。

 

先輩薬剤師
先輩薬剤師

僕は1日3科目に絞る時と

過去問を解いて9科目みっちり勉強するときと分けていたな。

まとめ

今回は、勉強する科目のバランスにつて解説しました。

 

我々凡人は勉強したことをすぐに忘れてしまいます。

したがって、忘れないようにするための仕組み作りが必要です。

その仕組みが、バランスを取るという事です。

 

バランスを取ることで、各教科の関連性がつけやすくなります。

また関連性が付けば記憶の定着率が高くなるばかりか、予測する力も付きます。

 

バランスを取るためには、最低でも1日3教科は勉強することにしましょう。

個人的なおすすめは、やはり過去問を解くことですね。

最初からバランスが取れた最強のアイテムです。

 

皆さんもバランスの取れた勉強を心掛けて、効率よく国試に合格してください!

 

では、今回はここまでです。皆さんお疲れさまでした。

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